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コルトM4カービン・・対外有償軍事援助で日本が購入したアメリカ製のカービン銃。陸上自衛隊特殊部隊へ少数が配備。自衛隊は「事実無根の話はやめろや」と否定。

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原型は米軍で最も成功した制式ライフル。

M16ライフルM4カービンの秘密 傑作アサルト・ライフルの系譜をたどる (サイエンス・アイ新書)

M16ライフルM4カービンの秘密
傑作アサルト・ライフルの系譜をたどる (サイエンス・アイ新書)

4797371455 | 毒島 刀也 | ソフトバンククリエイティブ | 2013-06-18

本プロダクツはアメリカ製のカービン銃で、米軍で現在広く配備されています。

日本国自衛隊では陸上自衛隊のみが、M203グレネードランチャー、QDSS-NT4サイレンサーなどとセットで購入を行って一部の部隊にて配備しています。M4を日本の陸上自衛隊でも配備していることが判明した理由は元・米軍将校であった飯柴智亮氏の「声明文」による公表からです。ただし、飯柴智亮氏の「声明文」に対して自衛隊は否定しています。

このM4をドイツのヘッケラー&コッホ社が改良させた製品がHK416であり、同モデルは海上自衛隊の特殊部隊である特別警備隊で配備されています。M4A1_ACOGM4は”ライフル”よりも短い”カービン”となり、実質的には現代の標準的ライフルの範疇に含まれています。

現在、米国では、アメリカ軍の兵士の大半がM4を貸与されており、陸海空軍のみならず、セミオート仕様で警察や法執行機関でも広く配備されています。

ただし、海兵隊では全ての兵士がライフルマンであるという伝統的なモットーから、一般兵員向けにはフルサイズのM16A4を配備しており、コンパクトカービンであるM4は一部のみにとどまります。

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米国海兵隊の配備するM16A4を構える自衛隊員。

M4の外見はベトナム戦争のころに登場しているXM177風ですが、そのメカニズムは80年代に登場した先進小銃M16A2ショートの系譜であり、XM177とはほぼ別物となっています。

従来のM16A1/A2シリーズではキャリングハンドルが本体と一体化されており、取り外しは不可能でしたが、M4ではM16シリーズとしてはじめてキャリングハンドルを着脱式にした上で、ピカティニーレールを搭載しました。そのためscopeやダットサイトなどが嵩張らずに取り付け可能となっています。

本体に取り付け可能なoptionが多数で、どのようなoperationでも柔軟に運用できることも特徴です。

銃身下部には「 M203グレネードランチャー」を装備可能です。M203は有効射程350メートルのM16/M4系に装着できる口径40ミリの擲弾発射筒ですが、自衛隊がM4と共に購入したM203は過去にも一度、89式小銃用に導入が検討されたことがありました。

しかし、破壊効果が微少であり見送られた経緯があります。

出会いがしらに一連射食らわせられないM4は不利?米軍が敢えて”フルオート廃止”を選んだワケ。

「M4カービン」にはセミ、3バースト仕様の「M4」、そしてセミ、フルオート仕様の「M4A1」があります。

現在の米軍では海兵隊を除いた一般部隊に配属される兵士の多くにフルオート機能の無いM4を支給しています。

経験が浅く、戦いに慣れていない兵士がフルオートで射撃し、結果的に弾薬を大量に浪費することを防ぐため、敢えてフルオートを廃した仕様になっています。

また、連射を防ぐことにより、銃身加熱や機関部破損を防ぐという副次効果もあります。

もちろん、フルオートで発砲したからといって、すぐに銃が壊れることは稀ですが、銃の耐用年数はやはり早めてしまうことになります。

一方で、レンジャー部隊、デルタフォース、グリーンベレー、アメリカ海軍のNavy SEALs、アメリカ海兵隊偵察隊員などいわゆる特殊部隊にはフルオート機能のあるM4A1を支給しています。

その理由は、限られた装備と少数のteamで潜入する特殊部隊にはやはり連射による火力制圧が有効であるためでしょう。

制式小銃から敢えてフルオートをomitする米軍の思想が将来的に日本の自衛隊にも波及するのかが注目されています。

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ボルトアクション式対人狙撃銃。この銃器は「自衛隊のスナイパー」のページでご紹介しています。

64式小銃(豊和工業)

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陸上自衛隊による対テロ訓練展示にて銃剣を装着状態の64式7.62mm小銃を持つ小銃手。(撮影者・jieitaisaiyou.com)

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S&T 64式小銃+0.3gBB弾2200発

長らく陸自の主力部隊に制式配備された64式。現在は後方職種へ・・

陸上自衛隊の主力部隊である普通科では近年、広い部隊で89式小銃が行き渡りましたが、64式小銃も後方職種や航空自衛隊基地警備隊/教導隊、海上自衛隊の陸警隊では現役です。航空自衛隊の一部の64式はフォアグリップを追加で取り付けて、近接戦闘向けに改良されていることも特筆に値するでしょう。

今でこそ、陸自特殊作戦群では米軍の標準カービンM4や、MP7、海自特警隊ではH&K HK416、さらに警察SATも使用するMP5を採用するなど、最新の銃を垣根無く取りいれる動きも活発な自衛隊ですが、64式は戦後半世紀にわたって今なお現役ですから、いい加減、引退させたげて……という一部の声もあります。

警察もかつてはSATの前身部隊であるSAPにて64式を配備しており、海上保安庁においては現在も主力小銃として配備が行われています。なお、自衛隊と警察の64式は処女ですが、海上保安庁の配備する64式は工作船事件で戦闘を経験しており、バトルプルーフされています。

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S&T 64式小銃 電動ガン

S&T 64式小銃 電動ガン

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製造メーカーは豊和工業

空・油圧機器、工作機械を製造している豊和工業では自衛隊の制式小銃である89式、64式のほか、警察SATも採用するM1500(民間向けの猟銃)、果ては迫撃砲も製造販売しています。かつてはM16の原型となったAR-18の単発オンリーモデルをライセンス生産して海外輸出していましたが、連射できるように改造されてIRAに使用されたため、製造中止になったという逸話があります。

この64式小銃には普通弾のほか徹甲弾、曳光弾なども用意されています。被覆鋼弾はフルメタルジャケット弾とも呼ばれる通常弾で、ハーグ陸戦条約に基づき、「人体に不必要な苦痛を与えない」として、各国の軍隊が使用しています。ホローポイント弾に比べると体内で変形しないとされます。

幻の自動小銃―六四式小銃のすべて (光人社NF文庫)

幻の自動小銃―六四式小銃のすべて (光人社NF文庫)

4769824904 | 津野瀬 光男 | 光人社 | 2006-04


諸元 

製造国日本
設計・製造豊和工業
口径7.62mm
銃身長450mm
ライフリング4条右転(25.4cmにつき1回転)
使用弾薬7.62mm NATO弾
装弾数20発(箱型弾倉)
作動方式ガス利用衝撃式 ティルティングボルト
全長約990mm
重量約4300g(弾倉及び付属品を除く)
発射速度最大約500発/分(450発/分)
銃口初速約700m/秒(減装薬)約800m/秒(常装薬)
設計年1957 – 1964
製造期間1964 – 1989?
配備先陸上自衛隊
海上自衛隊
航空自衛隊
海上保安庁
各都道府県警察(特殊部隊SAT)

64式小銃 負い紐 スリング 完全複製品

64式小銃 負い紐 スリング 完全複製品
B00UOV5O88 | NB |

5.56mm機関銃MINIMI・・・・住重製、200万円なり

TOP JAPAN 電動ガン M249 MINIMI MkⅡ ミニミ Mk2

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「5.56mm機関銃MINIMI」は米軍も採用するベルギーFN社のM249″MINIMI”を住友重機で国産化したものです。カテゴリーはいわゆる軽機関銃、ライトマシンガン(LMG)です。口径も5.56ミリと、それまで自衛隊が広く配備していた分隊支援火器である62式の7.62ミリ口径に比べ、小口径されていますが、一般隊員用の標準火器である89式用の弾薬と共通化できる利点もあります。
160209-M-VZ995-106近年陸自では5.56mm機関銃MINIMIにもスコープを配備している。
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5.56mm機関銃MINIMIの脚(バイポッド)を掴んで射撃姿勢をとる陸自隊員とネコシャンの箱。

5.56mm機関銃MINIMI 2D-RI-8 (方面隊総合戦闘力演習)_R

5.56mm機関銃MINIMI 2D-RI-8 (方面隊総合戦闘力演習)_R(写真引用元:防衛省陸上自衛隊公式HP)
射手は標準のアイアンサイトで狙いをつけている。

暴発事故やデータ改ざんなど

住友重機製5.56mm機関銃MINIMIは特定条件下では弾詰まりや暴発してしまうことがあり、現在その特定条件に至る方法を行うことは禁止されています。また、5.56mm機関銃MINIMIをめぐっては2013年、自衛隊の要求する性能を満たしていないのに、満たしているかのようにデーターを改ざんして10年以上にわたり納入されていたことも発覚しています。

典拠元 朝日新聞社
http://www.asahi.com/articles/TKY201312130454.html

62式から順次更新

5.56mm機関銃MINIMIは62式から順次更新されていますが、日経BPによれば、「自衛隊が62式機関銃を5.56mm機関銃MINIMIに更新すれば、敵軍が5.56mm以上の口径の機関銃を装備している場合、自衛隊の5.56mm機関銃MINIMIの有効射程外から、一方的に敵は有利な銃撃を浴びせられ、62式からの解放は同時に恐ろしいハンディキャップになる」という主旨の指摘をしています。

諸元(性能など)

製造国日本国
設計・製造FN社(ベルギー)、住友重機械
種類軽機関銃
種別分隊支援火器
口径5.56mm×45
銃身長465mm
装弾数200発箱形マガジン(M27) 30発(M16用マガジン) 100発(C-Mag)
作動方式ガス直圧作動、オープンボルト
全長1,038mm
重量6.9kg(無装填状態)10kg(200発装填状態)
発射速度ベルト給弾時 毎分725発 マガジン装着時 毎分1000発
設計年1982年
配備先少なくとも11ヶ国

 


記事の執筆者・著作権者 jieitaisaiyou.com


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