荒海に響けヘッケラー&コッホ!海上自衛隊の特殊部隊『特別警備隊』創設は不審船事件が教訓!その装備と実力は?不法上陸し略奪する北朝鮮漁業軍に対しても法執行は可能?

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 写真引用元 時事通信社公式サイト『特集「ソマリア沖の海賊」』から海上自衛隊特別警備隊の訓練風景。
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20090428somalia-pirates_03

特別警備隊 Special Boarding Unit 通称、SBU。海自の新任務「臨検」および「海賊対処」に”海蝙蝠”はどう応えるのか

海自の特別警備隊は、2001年に自衛艦隊の直轄部隊である広島県の海上自衛隊江田島地区(基地)に創設された「3自衛隊で初の」特殊部隊です。

現在の部隊規模は100名程度と少数精鋭。

海上のみならず、陸上でもアサルト、セキュリティなど各種特殊作戦を行うことのできるSpecial forceとされています。

隊員個々の持つ特別な、し生観は陸上自衛隊の特殊作戦群と同様、質技量ともに一般隊員をはるかに上回っているとされます。

アデン湾の鷹: 日本の生命線を守れ! (海上自衛隊ソマリア派遣部隊物語)海上自衛隊の本来任務の一つに、有事や海上警備行動発令時での外国船舶に対する臨検がありますが、近年では日本人を拉致しまくっている特定の外国政府への対応の必要性や、国際協力としての海賊討伐ミッションへの参加が挙げられます。

また、海上自衛隊にはレーダーなどを用いて海峡などを行き交う外国艦船の監視警戒を行なう「警備所」と呼ばれる重要な施設があり、このような海自施設を敵軍のゲリラ・コマンドゥ攻撃から警備するためにも特殊部隊の必要性が議論されてきました。

能登半島沖不審船事件(1999年)

1999年。北朝鮮の工作機関が日本国内で日本人を拉致したり、覚せい剤を密輸するため、日本の漁船に偽装させ格納式の対空機関砲などを搭載した武装工作船にて工作員を秘密裏に日本国内へ運んでいたことが発覚しました。

それが能登半島沖不審船事件です。

この事件では海上保安庁が20mm砲や13mm機銃で合計185発、さらに9丁の64式小銃で1,050発もの威嚇射撃を行ったほか、海上自衛隊もP-3Cがテロ工作船付近めがけて150キロ対潜爆弾を12発投下するなど、日本の防衛史上に残る大きな事案となりました。


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海上警備行動の発令

海上警備行動とは防衛大臣が、海上における治安の維持のため必要と判断した場合命ぜられるものです。国会承認の必要はないため柔軟に発令可能です。

海上自衛隊の艦艇に装備される20mm機関砲(JM61-M)を操作する隊員。

基本的には海上保安庁の対処能力では限界を超えており、自衛隊の兵力でなければ対処できないと思われる場合に発令され、能登半島沖不審船事件で実際に発令されることとなりました。

海保と同時に追跡していた海自護衛艦内では、臨検のためにミネベア9mm拳銃と64式小銃を隊員に配り臨時の臨検部隊が作られました。当時はまだ臨検のための専門部隊が編制されておらず、この事件の後日、強襲・臨検を任務とする海上自衛隊特殊部隊「特別警備隊」(SBU)と護衛艦ごとに臨検を任務とする「立入検査隊」(立検隊)が編制されました。

特別警備隊ではミネベア9ミリ拳銃では攻撃力にならないと判断しダブルカラムマガジン化により15+1発が最大の改良点となった多弾数型のシグ・ザウエルP226R拳銃、また狭い艦内でも取り回しの良いMP5サブマシンガンが採用されました。全身ブラックの戦闘服に身を包んだ上からタクティカルベストやレッグホルスターを装着し、さらにブラックのバラクラバで素顔を隠した彼らの姿は米国警察のSWATや日本の都道府県警察SATと似ています。

2度目の事件・・九州南西海域工作船テロ事件(平成13年)

さらに、この事件の2年後の2001年(平成13年)12月22日にまたもテロ船が日本へ不法侵入しました。これが九州南西海域工作船テロ事件です。

日本の海上保安庁が初めてテロリストと戦闘を行った事件です。

テロ船は巡視船に対して機関砲や小火器、対戦車ロケット弾による攻撃を開始。テロリストから攻撃を受けて、海保側に正当防衛が成立。テロ工作船と巡視船側の間で激しい銃撃戦が繰り広げられることとなりました。日本政府は海上自衛隊の特殊部隊、特別警備隊(SBU)に出動待機命令を命じました。その後テロ船は自爆、自沈しました。

後日、自沈したテロ船からはライフル、ロケット砲などの武器のほか、ヤークーザの携帯番号が入ったプリケーや首領のバッジが発見されました。

なお引き上げられたテロ船は東京お台場の「船の科学館」にて多くの人々の前へ晒され、曽野綾子・日本財団会長により、テロリストたちへユリの花束も手向けられました。

軍用船にまったく見えない漁船に偽装された船型およびカラーと、積載された40ミリ対空機関砲のギャップが異様。海上保安庁から攻撃され銃弾の穴のあとが銃撃戦の激しさを物語る上に、船内内部から自爆のための爆破物の爆発によって船体が膨らんでひしゃげた様子も丸わかり。

このようにAKS47や対空機関砲で武装しているテロ工作船を警察機関である海上保安庁が対応するということは、海保の対処能力を超えており、速やかに自衛隊が対処することが求められるでしょう。

北朝鮮に連れ去られた多くの日本人の消息がいまだわかっていません。拉致後、従順せず反抗した日本人は不要と判断され、船上でそのまま加害されて海に遺棄された可能性もあるそうです。

拉致された邦人をどのように救出するのかが、自衛隊特殊部隊の課題と言えるでしょう。

そんな国際問題をそのまんまマンガにたのが、こちらの『奪還を命ず―拉致被害者を救出せよ!!』という作品。少数の独立偵察部隊でどのように潜入し、拉致被害者奪還するのか・・その方法とは。

特別警備隊モデルはNavy SEALs(米国海軍特殊部隊)

絶対に失敗の許されなNavy_SEALs_coming_out_of_water.JPEGい特殊な作戦を展開する米国海軍特殊部隊Navy SEALs。その平和を愛する精神と高い技術による国際平和の提供サービスは各国軍のエリートフォーセスが手本としており、海上自衛隊特警隊も例外ではありません。近年、特警隊はNavy SEALsの根城であるサンディエゴ米海軍基地へも派遣されて訓練を受けています。一方で、平成12年の2月から3月の間にイギリス海兵隊の特殊舟艇部隊SBS(スペッシャル・ボート・サーヴィス)関係者が、特別警備隊に対して基礎訓練を行ったことが報じられています。

また、陸上自衛隊の第一空挺団空挺教育隊にて空挺レンジャーの訓練も実施しており、特警隊員も空自のパラメディック同様、陸自のレンジャー資格を取得していると見られます。

蝙蝠とサソリがモチーフ!”特別警備隊徽章”が怖すぎる件

特警隊の徽章は「特別警備隊徽章」として2001年の発足時と同時に制定されていますが、その意匠たるや、薄気味悪さを感じさせずにはいられません。

海上自衛隊の徽章はこれまでどれも、艦艇や翼、錨など海軍としてオーソドックスなものがモチーフとなっていましたが、新たに制定されたこの「特別警備隊徽章」は”コウモリ”と”サソリ”をモチーフとしており、海自の徽章としては異例。

参考サイト様「海上自衛官の徽章」
http://j-navy.sakura.ne.jp/sign-kisyou.html

こちらは「海上自衛隊特別警備隊員パッチ」です。「ソマリア派遣を機会に新しくデザインされたパッチ」とのことで、第2次隊の特別警備隊員から実際に使用されているそうです。

“パッチに所属部隊等の名前がないのが大きな特徴”とのことで、実にミステリアスな仕様ですよね。

コウモリの中央部分にはドクロが描かれており、より挑発的で平和を愛する人々には少しばかり刺激が強い図柄になっています。

参考サイト様「ミリタリーショップJieitai.net」
http://jieitai.shop-pro.jp/?pid=14734811

さらにこんなパッチもあるようです。

武者(自衛官)が海賊を日本刀で一刀両断にする頼もしい図柄です。その日本刀が日本海で不審船に対しても?
http://jieitai.shop-pro.jp/?pid=73254038

こちらもソマリア沖アデン湾海賊対処派遣の隊員が着用する超カッコイイパッチ。漫画風の細身のサムライ(自衛官)が悪党を成敗するのだ!超かっこいいね!
http://jieitai.shop-pro.jp/?pid=20824171

隊員の出身職種と部隊・・ほとんどオラオラ節の戦闘士だ!

特別警備隊員のほとんどが、海上自衛隊の基地防備部隊である陸警隊出身という一方で、パイロットや警務官からの選抜もされています。特警隊員の選抜は原則として、三等海曹以上且つ30歳未満の隊員が対象となっていましたが、イレギュラーもあります。知力、若さ、もみあげがバンバンに生えそろった男性ホルモンあふれる勇ましさは当然の事、さらに身体的能力では射撃能力、運動能力、水泳能力に優れていること等が要件とされています。

また精神面においても困難な任務に臨むため、特別なし生観を持っていることが求められます。部活で怖いパイセンに理不尽にボコされてもくじけない精神の強さをいかに高校生活の3年間で身につけたか・・その特有の体育会系精神が試されるわけですね。高校時代に将来設計の手を抜かなかったコミュ強で手足の長い文武両道の人物が最高の人材なのかもしれません。

なお、海上保安庁にも全く同じ名称の「特別警備隊」が編成されていますが、こちらは特殊部隊には該当せず、警察で言うところの機動隊に相当します。海保で特殊部隊に該当する部隊は「特殊警備隊」です。

miyajimashigekisbuinyouジャーナリストでカメラマンの宮嶋茂樹氏の公式サイトにて、SBU隊員の装備写真が詳しく掲載されています。

同氏がキヤノンの白玉で撮影した写真では、荒海を飛沫を上げて駆ける真っ黒い特別機動船に乗船した黒ずくめの男たちが、四方八方に鈍く光る空挺バージョンの89式小銃の銃口を向けています。

さらに上空からは、対潜哨戒戦闘ヘリコプターに乗った威圧感強めの真っ黒い男の人たちがキャビンから89式小銃を突き出して睨み付けています。

そして、折り畳み式銃床の89式小銃を背負った手足の長いSBU隊員らが、不審船に見立てた海自艦艇にラダーを使って、次々に乗り移る様子はまるで忍者のようです。

不審船に見立てられた護衛艦の甲板上では、敵のテロリスト役を務めるジャージ姿の海自隊員らがすでにヘリからラッペリングで降下してきた特警隊員によって短銃で威嚇され強襲制圧されています。隊員の手に鈍く光るのは、警視庁や神奈川県警特殊部隊やモルダー捜査官も採用している15+1発(9mm)のシグ・ザウアーP226けん銃。メクラマシと艦内に潜む敵のアブリダシに威力を発揮するフラッシュライトも銃身下部に装着されています。

ちょヤバイ・・・。

これ以上の詳しい情報公開はたとえ知っていたとしてもしないのが賢明・・と言う宮嶋茂樹氏。


【公式】宮嶋茂樹 儂・サイト
http://www.fushou-miyajima.com/gekisya/080528_01.html

海上自衛隊の行う臨検任務とは?

海上において外国船などに対し、保安上の立ち入り検査をすることを臨検と言います。

日本国内で現在、臨検を実施しているのは海上保安庁であり、海上自衛隊では「有事以外の船舶への立ち入り検査」、いわゆる諸外国における「臨検」を想定していませんでした。

しかし、1999年になると周辺事態法が成立し、海上自衛隊も平時に臨検を実施することが可能となり、現在では「護衛艦付き立入検査隊」という臨検専門部隊が護衛艦ごとに編成されています。

立入検査隊はCQB戦闘などの専門訓練を受け、海自の中でも高いレベルにあり、9ミリ機関拳銃など閉所でも取り回しの良い火器を装備しています。

しかし、特殊部隊の位置づけになっておらず、あくまで船舶に移乗して検査を行うための専門部隊であり、急襲して制圧するような部隊ではありません。

そこで登場するのが、さらに戦闘スキルの高い特別警備隊なのです。

防衛省ではまず、特警隊による強襲後に護衛艦付き立入検査隊(通称・たちけんたい)を移乗させ、臨検を行う手はずとしています。

護衛艦ごとに編成され「臨検」を目的とした「立入検査隊」

本部隊は1999年、いわゆる不審船事件に端を発した周辺事態法の成立によって海上自衛隊に新編された”臨検専門部隊”です。立入検査隊員は濃紺に近い「立入検査服」を着用し、同じく濃紺の88式鉄帽やスポーツ用ヘルメット、防弾チョッキを着用しており、海上保安庁の特殊部隊SSTと似たスタイルです。

Strike And Tactical (ストライクアンドタクティカルマガジン) 2017年 9月号 [雑誌]

中には立入検査隊を特別警備隊と間違って写真を紹介しているブログもあるようですが、一度しか公開されたことがない特殊部隊である特別警備隊に比べると訓練が公開される機会が非常に多く、小火器はミネベア製9mm拳銃(P220)、性能とは裏腹に閉所でも取り回しやすい9mm機関拳銃を使用するなど、各種装備品が一般に公開されています。

小火器のほか、やはり臨検という法執行の側面からか、伸縮式特殊警棒や手錠といった警察官の様な法執行具も携行しているのが特徴です。

また、隊員が素顔を晒していることも特別警備隊、さらには陸自の特殊作戦群と異なっており、明らかに特殊部隊とは異なる位置づけです。

参考文献 自衛隊の仕事全ガイド 隊員たちの24時間: Welfare Magazine総集編

空からの機動的な展開手段を持つ最強ヤバイ特警隊(SBU

宮嶋茂樹氏の写真でもあったように、SBUの輸送や展開には護衛艦や特別機動船のほか、ヘリコプターが用いられます。

艦艇にも搭載されているSH-60J/K対潜哨戒ヘリ(魚雷&機銃搭載)に乗り込んで、敵の船めがけて急降下。ファストロープ降下により特警隊員が強襲制圧します。

スーパーヘリコプター MCH-101

なかでも海上自衛隊が2003年(平成15年)から新規に配備して運用しているアグスタウエストランドMCH-101は機動性に優れた大型ヘリで、民間のVIP仕様型では簡易キッチンやトイレといったオプションも設置可能なほど収容スペースに余裕があります。海上自衛隊のMCH-101は掃海、哨戒、そして輸送が本来任務で、1機あたり1個小隊(16から24名)が搭乗可能です。

SBUでは、迅速な作戦展開手段としてMCH-101の運用を想定しており、人さらい国家inマスゲーム&テロ工作船、覚せい剤輸送船などに対して迅速な強襲と逮捕制圧が可能です。

ソマリア沖の海賊対処ミッションへも派遣

一方、日本政府は国際社会と共同して行うソマリア沖の海賊対処ミッションにおいて、海自の艦艇ならびにP3C対潜哨戒機を派遣していますが、護衛艦に乗り込む形で特別警備隊員も少数派遣しています。

このミッションでは海上自衛官ではなく、海上保安官による海賊の逮捕を第一義的に想定しており、海上保安官も同じく護衛艦に同乗して派遣されていますが、海上保安官で対処できない場合、特警隊員はまさに海賊制圧のカードとなるものと見られています。

現在、自衛隊ではソマリア沖における海賊対処のため、海上自衛隊を主力として、ジブチ共和国へ展開しており、ジブチには自衛隊として初となる「海外基地」が建設されました。

建設された日本国海上自衛隊ジブチ基地の施設郡はオフィスビル、宿舎、P-3C哨戒機収納倉庫、体育館など合計27億円相当の大規模なもので、イラクのサマワのときの「宿営地」と異なり、とても近代的なものです。

ただし、防衛省はあくまで時限的な基地であり恒久的なものではないとしています。

配備される個人装備と銃器。”俺はM4持った日本版シールを見た” と言う小林源文氏。行政公開文書上には「H&K製HK416」、「H&K製MSG-90」の名称も・・・・最恐ヤバイ。

特別警備隊員はガタイの良い野球部上がりばかりを任用しているためか、隊員らの体格の均整が美しい。そして戦闘服、バラクラバ、戦闘靴、ヘルメットに至るまで装具は全身真っ黒に統一されており、その姿は都道府県警察SATと同様に最恐威圧的。

高速で荒れた海でも臨検や強襲に難なく運用可能である「特別機動船」RHIBゴムボートにいたるまで真っ黒で、バラクラバから出ている目元だけが明るい色です。

Strike And Tactical (ストライクアンドタクティカルマガジン) 2016年 1月号 [雑誌]

ほかにアメリカ海軍と酷似している海上自衛隊の新型迷彩服であるブルーのデジピク迷彩服の着用も想定されています。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。しかし、特殊部隊であることから、今なお厳しく情報公開が統制されているものと見られ、当時、海自の広報担当者が言った「これが最初で最後の公開です」というセリフは興味深いものです。実際にこれ以降、海自は特別警備隊演習や装備品を公開していません。個人装備品などの多くはベールに包まれていますから、やはり陸自の特殊部隊「特殊作戦群」の装備同様に類推が必要です。現在までに確定している装備品の情報は、軍事専門誌「J-GROUND」Vol.16で報道されたMP5、2007年6月28日の公開訓練でお披露目されたP226R拳銃、海自で唯一使用が確認されている89式小銃(※近年になって陸警隊と立入検査隊にも配備を確認)と、防衛省が自ら公開している海自の装備品調達に関する公開文書にて女子高生スイーツをヒットさせたJALUX株式会社さん(ヘッケラー&コッホ社の日本総代理店)経由でヘッケラウントコッホ社のHK416を取得したと想起させる記載の断片しかありません。なお、ヘッケラウントコッホ社のセミオートライフルである「H&K製MSG-90」についてはアジア太平洋企業という会社が輸入している可能性もあるようです。

一方、有名漫画家で自衛隊の激裏情報も入手できる小林源文さんがmixiで「俺は裏から流れた映像に写真は見たよw」、商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。「拡大した写真にM4持った日本版シールを見た」と、特別警備隊がM4(HK416の元となったコルト社のオリジナル)を採用していることを示唆されています。

なお、隊員は普段、第一術科学校において和歌山県の「PDI」というエアガン改造部品および、警察向けの対・暴走族射撃用エアガンを製造する会社が納入した、訓練用のMP5型のペイントボール・タイプ・エアガンを使用してClose Quarters Battle(近接戦闘)のトレーニングを行っています。

このことからも、海上自衛隊SBUにおいて、MP5の配備はほぼ裏付けがとれていると言えるでしょう。

なお、PDI社ではP226R型の官公庁向け訓練モデルも製造していますから、おそらくは海自へも納入されているでしょう。

その他について

特警隊が手本とする米海軍シールを描いた映画「ネイビーシールズ(1990)」では、隊員たちの髪型も軍人としては自由のようで、髪がフサフサでした。また、1作戦ごとに休暇もたっぷりあって自由なプライベートタイムが確保されていました。

これはもちろん映画のお話ですが、実際のシール隊員は当然、教育期間中は丸刈りにされるのが伝統です。

公の場に出てきた日本の特別警備隊員らは全員、バラクラバとヘルメット姿で素顔を隠していましたし、公開情報がないので、実際の隊員の髪型がどうなっているのかは憶測に頼らざるを得ないのですが、特殊部隊という任務の性格上、隊員は米海兵隊のマリーンカットのような精悍なヘアスタイルだと推測できます。

実際に、陸上自衛隊の精鋭部隊である西部方面普通科連隊や第一空挺団では例外なく、格闘を考慮し、相手に髪の毛をつかまれぬようにマリーンカット(クルーカット)です。

また、自衛隊員には品位を保つ義務が課せられていますので、長髪の男性隊員はおそらくいないものと見られます(でも特殊部隊って任務の特殊性から何でもありだし・・)。

休暇については一般論で言った場合、公務員ですので週休二日制、年次休暇が保証されますが、日本では国家公務員には労働基準法は適用されていません(でも特殊部隊って任務の特殊性から何でもありだし・・)。

なお、平成24年7月11日の防衛省男女共同参加推進本部決定によりますと、一部部隊や危険性の高い職種において女性自衛官の配置制限が行われており、海上自衛隊特殊部隊においても女性隊員はいないものと見られます(でも特殊部隊って任務の特殊性から何でもありだし・・)。

ところが・・・。

追記・防衛省が女性自衛官特別警備隊SBUへの配置制限を撤廃へ

2016年3月15日に防衛省が突如、女性自衛官の配置制限をさらに緩和し、陸上自衛隊の攻撃ヘリパロットのほか、海上自衛隊特別警備隊への起用を発表しました。

産経新聞社の報道によると、訓練を経て2017年度以降に配属されるようです。

防衛省は15日、これまで男性自衛官のみ配置してきた陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターのパイロットや、海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊」に、女性自衛官を起用すると発表した。女性の活躍推進の一環で、訓練などを経て2017年度以降に配置が始まる見通しだ。

典拠元

http://www.sankei.com/politics/news/160316/plt1603160013-n1.html

産経新聞の報道によれば、今回の防衛省の発表として、もう一つの自衛隊特殊部隊である陸自特殊作戦群には言及されてはいないものの、TBSの配信する記事では「長期間、補給がない状態で戦闘を行う可能性がある普通科中隊などへの女性自衛官の配置は、引き続き行わない方針です」と報じていました。

このことから類推するに陸自特殊作戦群も当然、無補給で山を走破し、ゲリラ攻撃を担う部隊ですから、女性隊員の起用は見送られたものと思います。下記にTBSの記事の一部を引用します。

<一部抜粋>

また防衛省は、海上自衛隊のミサイル艇や掃海艇にも女性専用の区画を設けて女性の配置を可能にしたということで、こうしたポストについては、訓練を経て再来年度から、順次、女性自衛官の配置を始める見通しです。 一方、艦内のスペースが狭く女性専用の区画が設けられない潜水艦や、長期間、補給がない状態で戦闘を行う可能性がある普通科中隊などへの女性自衛官の配置は、引き続き行わない方針です。(15日19:39)

典拠元

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0316/tbs_160316_0966108338.html

普通科(連隊)とは陸自の主力たる戦闘部隊。すなわち諸外国陸軍の歩兵部隊に該当します。その普通科のなかでも、基幹と言えるのが「普通科中隊」であり、1から4まで数字を与えられたいわゆるナンバー中隊です。

ここには男性自衛官しか配置されておらず、女性の配置例は過去ありません。

ただ、普通科の中にも多くの職種があり、重迫撃砲中隊、医療や通信といったいわゆる後方職種の本部管理中隊に女性が配属されている例があります。

しかし、前述したナンバー中隊は戦闘の最たる主力部隊であることから、長期間、補給を受けずに戦闘を維持するということが念頭になっており、男性隊員の中でもとくに男性ホルモンが多くて勝利至上主義で、モミアゲがビンビン状態の男の人が選ばれていますから、女性には無理なのでしょう。

別のページでも書きましたけど、女性であっても激しい運動により男性ホルモンが多量に分泌されることで、ホルモンバランスが崩れることがあります。

やはり母体保護というのはきちんと取り決められていたのがこれまでの防衛省の政策です。

ただ、海自特別警備隊の訓練では陸自でのレンジャー教育も施されており、女性SBU隊員がレンジャー訓練を受けるのか否かも興味深いところです(なお、陸自のレンジャー訓練を女性陸自隊員が受けることはできません)。

空自の戦闘機パイロット女性起用に引き続いて行われた、このたびの海自特警隊員における女性隊員起用。しかし、陸上自衛隊特殊部隊では今回の規制緩和でも女性隊員起用は漏れてしまったようです。

ただ、特殊部隊に女性が配置されることは世界的に見ても珍しくなくなっており、米海軍のネイビーシールでも、すでに女性隊員が誕生しています。

SBUまとめ

  1. SBUは海上自衛隊の特殊部隊。その創設は陸自の特殊作戦群よりも早かった。
  2. 装備は89式のほか、HK416やP226Rを使用すると見られる。
  3. 訓練および装備は二度と公式に公開されない。
  4. これまでSBU女性自衛官はいなかったが、2016年3月、海自は制限を撤廃し2017年度以降に配置が始まる予定。

このようにまとめました。

まさに”海の忍者”あるいは黒いコウモリorサソリ部隊と呼ぶにふさわしい特別警備隊SBU

いずれにせよ、日本のシールズも時代の趨勢から今後は国内外で国際平和serviceを提供していくことになりそうです。

でも、中東某国の砂漠地帯で特別警備隊SBU女性自衛官が持つHK416が砂を咬みながら、豚脂塗った実弾でTOYOTAの軽装甲ピックアップに乗ったテロリストたちを猛烈にプスプスとピアッシングし、人質の日本人商社マンやNGO職員、同盟国の人々を華々しく救出し「忘れなさい。私たちは存在しないのよ」などと呟いて、ひゅうが型護衛艦で便所掃除しながら帰国する・・・・・

なんてことは起きないことを心から願い、平和を希求することでこの記事を締めたいと思います。

日本の特殊部隊 2017年 03 月号 [雑誌]: ストライクアンドタクティカルマガジン 別冊
日本の特殊部隊 2017年 03 月号 [雑誌]: ストライクアンドタクティカルマガジン 別冊
B01N5XYKF6 | SATマガジン出版 | 2017-02-16

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