荒海に響けヘッケラー&コッホ!海上自衛隊の特殊部隊『特別警備隊』創設は不審船事件が教訓!その装備と実力は?不法上陸し略奪する北朝鮮漁業軍に対しても法執行は可能?



写真引用元 時事通信社公式サイト『特集「ソマリア沖の海賊」』から
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20090428somalia-pirates_03

特別警備隊 Special Boarding Unit 通称、SBU。海自の新任務は「臨検」および「海賊対処」

海上自衛隊特別警備隊は2001年に自衛艦隊の直轄部隊である広島県の海上自衛隊江田島地区(基地)に創設された3自衛隊で初の特殊部隊だ。陸海両用の各種特殊作戦部隊とされ、隊員個々の持つ特別な死生観は陸上自衛隊の特殊作戦群と同様、質技量ともに一般隊員をはるかに上回っている。

海上自衛隊の本来任務の一つに、有事や海上警備行動発令時の外国船舶に対する臨検があるが、近年では日本人拉致を公然と行う北朝鮮政府への対応の必要性や、国際協力としての海賊対処のための活動も挙げられる。

また、海上自衛隊にはレーダーなどを用いて海峡などを行き交う外国艦船の監視警戒を行なう「警備所」があり、重要施設を敵軍のゲリラ・コマンドゥ攻撃から警備するためにも特殊部隊の必要性が議論されていたなかでのSBU創設であった。

なお、海上保安庁にも全く同じ名称の「特別警備隊」が編成されているが、こちらは特殊部隊には該当せず、警察で言うなら機動隊に相当する部隊となっており、海保で特殊部隊に該当する部隊は「特殊警備隊」だ。

海上自衛隊特殊部隊創設の直接のきっかけは『不審船事件』と自衛隊史上初の海上警備行動の発令だった!

1999年に発生した不審船(工作船)事件が大きくかかわっている。当時の工作船事件の詳しい解説は以下のページで行った。

特殊部隊SBUや護衛艦付き立入検査隊が編制されるきっかけにもなった北朝鮮の工作船事件とは

特別警備隊のモデルはNavy SEALs(米国海軍特殊部隊)

失敗の許されなNavy_SEALs_coming_out_of_water.JPEGい特殊作戦を展開する米国海軍特殊部隊Navy SEALs。その平和を愛するシールズの精神と高い技術による国際平和の提供サービスは各国軍のエリートフォーセスが手本としており、海上自衛隊特警隊も例外ではない。近年、特警隊はNavy SEALsの根城であるサンディエゴ米海軍基地へも派遣されて訓練を受けている。一方で、平成12年の2月から3月の間にイギリス海兵隊の特殊舟艇部隊SBS(スペッシャル・ボート・サーヴィス)関係者が、特別警備隊に対して基礎訓練を行ったことが報じられている。

また、陸上自衛隊の第一空挺団空挺教育隊にて空挺レンジャーの訓練も実施しており、特警隊員も空自のパラメディック同様、陸自のレンジャー資格を取得していると推測できる。

蝙蝠とサソリがモチーフ!”特別警備隊徽章”が怖すぎる件

特警隊の徽章は「特別警備隊徽章」として2001年の発足と同時に制定されているが、その意匠たるや、不気味さを感じさせずにはいられない。

海上自衛隊の徽章はこれまでどれも、艦艇や翼、錨など海軍としてオーソドックスなシルエットがモチーフとなっていたが、新たに制定されたこの「特別警備隊徽章」は中央に”羽ばたくコウモリ”、その下には”毒尾を持ち上げ鋏を振り上げるサソリ”を配しており、海自の徽章としては異例かつ異様な印象を見る者に与えるはずだ。なにこの威嚇・威圧・挑発的なデザイン。今こそ捕食のときだ。響けヘッケラー&コッホ。ユーフォニアムみたいに言うなよ・・・。

また、海上自衛隊ソマリア海賊討伐作戦への派遣を機会に新しくデザインされ、第2次隊の特別警備隊員から実際に使用されているパッチも同じくコウモリとサソリがモチーフだが、髑髏が追加され、より挑発的で平和を愛する人々にはさらに刺激が強い図柄になっている。”所属部隊名が無表記なのがパッチの大きな特徴”とのことで、マニアが萌える要素満点の実にミステリアスな仕様だ。

隊員の出身職種と部隊・・ほとんどオラオラ節の戦闘士だ!

特別警備隊員のほとんどが、海上自衛隊の基地防備部隊である陸警隊出身の一方で、パイロットや警務官からの選抜も行われているという。特警隊員の選抜は原則として、三等海曹以上且つ30歳未満の隊員が対象。知力、若さ、男性ホルモンあふれる勇ましさと闘志は当然の事、さらに身体的能力では射撃能力、運動能力、水泳能力に優れていることも要件だ。

miyajimashigekisbuinyouジャーナリストでカメラマンの宮嶋茂樹氏の公式サイトにて、SBU隊員の装備写真が詳しく掲載されているが、同氏がキヤノンの白レンズで撮影した写真には荒海を飛沫を上げて駆ける真っ黒い特別機動船に乗船した黒ずくめの隊員たちが、四方八方に鈍く光る89式小銃空挺・戦車兵仕様の銃口を向けている姿が収まっている。

さらに上空からは対潜哨戒ヘリコプターに乗った威圧感強めの真っ黒い男の人たちがキャビンから89式小銃を突き出して荒海をねめつけている。

そして、折り畳み式銃床の89式小銃を背負った手足の長いSBU隊員らが、不審船に見立てた海自艦艇にラダーを使って、次々に乗り移る様子はまるで忍者部隊。誰が月光だ。

不審船に見立てられた護衛艦の甲板上では、敵を務めるジャージ姿の海自隊員らが、すでにヘリからラッペリングで降下してきた特警隊員によって短銃で威嚇され強襲制圧されている。隊員の手に鈍く輝くのは警視庁や神奈川県警特殊部隊、それにモルダー捜査官も使用している15+1発(9mm)のシグ・ザウアーP226(R)けん銃。その銃身下部には艦内に潜む敵のアブリダシとメクラマシに威力を発揮する強力なフラッシュライトも装着されている。ラッパーか。逃げたい辞めたい自衛隊。

自衛隊で配備されるP220(9mm拳銃)とP226Rの性能とは?

ちょヤバイ・・・。これ以上の詳しい情報公開はたとえ知っていたとしてもしないのが賢明・・と言う宮嶋茂樹氏にメディアの役割と使命とはなんぞや、忖度とはなんぞやと考えさせられる。

【公式】宮嶋茂樹 儂・サイト
http://www.fushou-miyajima.com/gekisya/080528_01.html

空からの機動的な展開手段を持つ最強ヤバイ特警隊(SBU)

宮嶋茂樹氏の写真でも判るが、SBUの輸送や展開には護衛艦や特別機動船のほか、ヘリコプターが用いられている。

艦艇にも搭載されているSH-60J/K対潜哨戒ヘリ(魚雷&機銃搭載)に乗り込んで、海上すれすれを飛び、敵船めがけて急降下。ファストロープ降下により特警隊員が強襲制圧する手はずだ。

スーパーヘリコプター MCH-101

なかでも海上自衛隊が2003年(平成15年)から新規に配備して運用しているアグスタウエストランドMCH-101は機動性に優れた大型ヘリで、民間のVIP仕様型では簡易キッチンやトイレといったオプションも設置可能なほど機内収容に余裕がある。海上自衛隊のMCH-101は掃海、哨戒、そして輸送が本来任務で、1機あたり1個小隊(16から24名)が搭乗可能だ。

SBUでは、迅速な作戦展開手段としてMCH-101の運用を想定しており、人さらい国家inマスゲーム&テロ工作船、覚せい剤輸送船などに対して迅速な強襲と逮捕制圧が可能なのだ。なんだよ人さらい国家inマスゲームって・・・。

ソマリア沖の海賊対処ミッションへも派遣

一方、日本政府は国際社会と共同して行うソマリア沖の海賊対処ミッションにおいて、海自の艦艇ならびにP-3C対潜哨戒機を派遣しているが、護衛艦に乗り込む形で特別警備隊員も少数名派遣している。

このミッションでは海上自衛官ではなく、海上保安官による海賊の逮捕を第一義的に想定しており、海上保安官も同じく護衛艦に同乗して派遣されているが、海上保安官で対処できない場合、特警隊員はまさに海賊制圧のカードとなるものと見られている。

現在、自衛隊ではソマリア沖における海賊対処のため、海上自衛隊を主力として、ジブチ共和国へ展開しており、ジブチには自衛隊として初となる「海外基地」が建設された。建設された日本国海上自衛隊ジブチ基地の施設郡はオフィスビル、宿舎、P-3C哨戒機格納庫、体育館など合計27億円相当の大規模なもので、イラク・サマワ派遣の際の「宿営地」と異なり、近代的だ。

ただし、防衛省はあくまで時限的な基地であり恒久的なものではないとしている。

配備される個人装備と銃器。”俺はM4持った日本版シールを見た” と言う小林源文氏。行政公開文書上には「H&K製HK416」ならびに「H&K製MSG-90」の名称も・・・・

特別警備隊員はガタイの良い野球部上がりばかりを任用しているためか、隊員らの体格の均整が美しい。そして戦闘服、防炎バラクラバ、戦闘靴、ヘルメット、タクティカルベストやレッグホルスターに至るまで装具は全身真っ黒に統一されており、その姿は街道上の怪物こと黒プリウスや都道府県警察SATと同様に威圧的で近づきがたい存在だ。思わずブレーキペダルにそっと足を載せる。

高速で荒れた海でも臨検や強襲に難なく運用可能である「特別機動船」RHIBゴムボートにいたるまで真っ黒で、素顔を隠すバラクラバから出ている目元だけが明るい色だ。

Strike And Tactical (ストライクアンドタクティカルマガジン) 2016年 1月号 [雑誌]

ほかにアメリカ海軍と酷似している海上自衛隊の新型迷彩服であるブルーのデジピク迷彩服の着用も想定されている。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。しかし、特殊部隊であることから、今なお厳しく情報公開が統制されており、当時、海自の広報担当者が言った「これが最初で最後の公開です」というセリフは重い。実際にこれ以降、海自は特別警備隊の演習や装備品をメディアに公開していないのだ。そのため個人装備品などの多くはベールに包まれており、やはり陸自の特殊部隊「特殊作戦群」の装備同様に装備品調達情報などからの類推が必要となる。現在までに確定している装備品は、軍事専門誌「J-GROUND」Vol.16にスッパ抜かれたことで発覚した89式小銃では都合の悪い、狭い艦内でも取り回しの良い伸縮式ストックを装備したMP5サブマシンガン、2007年6月28日の公開訓練でお披露目されたP226R拳銃、海自で唯一使用が確認されている89式小銃(※近年になって陸警隊と立入検査隊にも配備を確認)の3点だ。さらに防衛省が自ら公開している海自の装備品調達に関する公開文書にて、女子高生向けコンビニスイーツをヒットさせたJALUX株式会社さん(Heckler & Koch社の日本総代理店)経由でHK416およびHeckler & Koch社の狙撃用セミオート・ライフルであるMSG-90を取得したと想起させる記載がある。MSG-90についてはアジア太平洋企業さんという会社が輸入している可能性もある。

一方、これガルパンじゃない!みんな死んじゃうのよ!などで知られる著名漫画家で自衛隊の激裏情報も入手できる小林源文さんが過去にウェブ上で「俺は裏から流れた映像に写真は見たよw」、商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。「拡大した写真では米軍のM4を持ってる日本版シールが見える」と、特別警備隊がM4(HK416の元となったコルト社のオリジナル)を配備していることを示唆している。

なお、隊員は普段、第一術科学校において和歌山県の「PDI」というエアガン改造部品および、警察向けの対・暴走族用エアガンを製造する会社が納入した、訓練用のMP5型のペイントボール・タイプ・エアガンを使用してClose Quarters Battle(近接戦闘CQB)のトレーニングを行っていることからも、海上自衛隊SBUにおいて、MP5の配備はほぼ裏付けがとれていると言える。

また、サイドアームではミネベア9ミリ拳銃は強襲制圧時の攻撃力にならないと判断し、ダブルカラムマガジン化により15+1発が最大の改良点となった多弾数のシグ・ザウエルP226Rを配備。前述のPDI社ではP226R型の官公庁向け訓練モデルも製造しており、警察のみならず、海自へ納入されていても不思議ではない。

防衛省が女性自衛官の特別警備隊SBUへの配置制限を撤廃へ

平成24年7月11日の防衛省男女共同参加推進本部決定によると、一部部隊や危険性の高い職種において女性自衛官の配置制限が行われており、海上自衛隊特殊部隊においても女性隊員はいないものと見られていた。

しかし、2016年3月15日に防衛省が突如として女性自衛官の配置制限をさらに緩和。陸上自衛隊の攻撃ヘリパイロットのほか、海上自衛隊特別警備隊への起用を発表した。産経新聞社の報道によると、訓練を経て2017年度以降に配属されるとしている。

防衛省は15日、これまで男性自衛官のみ配置してきた陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターのパイロットや、海上自衛隊の特殊部隊「特別警備隊」に、女性自衛官を起用すると発表した。女性の活躍推進の一環で、訓練などを経て2017年度以降に配置が始まる見通しだ。

典拠元

http://www.sankei.com/politics/news/160316/plt1603160013-n1.html

すでにもう特別警備隊に女性隊員が誕生しているかもしれないのだ。

SBUまとめ

  1. SBUは海上自衛隊の特殊部隊。その創設は陸自の特殊作戦群よりも早かった。
  2. 装備は89式のほか、MP5、HK416、P226R、MSG-90を使用か。
  3. 訓練および装備は二度と公式に公開されない。
  4. これまでSBUに女性自衛官はいなかったが、2016年3月、海自は制限を撤廃し2017年度以降に配置が始まる予定。
  5. 徽章が超怖い。
  6. まさに”海の忍者”あるいは黒いコウモリorサソリ部隊と呼ぶにふさわしいのが特別警備隊である。

このようにまとめた。精神面においても困難な任務に臨むため、特別な死生観が求められる特別警備隊員。部活で怖いパイセンに理不尽にボコされてもくじけない精神の強さをいかに高校生活の3年間で身につけたか・・その特有の体育会系精神が試されるであろうことは想像に難くない。高校時代に将来設計の手を抜かなかったコミュ強で手足の長い文武両道の男性、女性が最高の人材だ。

いずれにせよ、日本版シールズも時代の趨勢から今後は国内外で国際平和サービスを提供していく可能性は大有りだ。でも、中東某国の砂漠地帯でSBUの女性自衛官が持つHK416が砂を咬みながら、豚脂塗った実弾でTOYOTAの軽装甲ピックアップに乗った黒覆面のテロリストたちを猛烈にプスプスとピアッシングし、人質の日本人商社マンやNGO職員、同盟国の人々を華々しく救出し「忘れなさい。私たちは存在しないのよ」などと呟いて、いずも型護衛艦で便所掃除しながら帰国するなんてことが実際に起きないことを心から願うばかり。令和元年も引き続き変わらずの平和を希求することでこの記事を終えたい。

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