コルトM4A1カービン・・対外有償軍事援助で日本が購入したアメリカ製のカービン銃。陸上自衛隊特殊部隊へ少数が配備。米兵のダットサイト不正輸出とともに明らかになるも自衛隊は「事実無根」と否定



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原型は米軍で最も成功した制式ライフル。

本プロダクツはアメリカ製のカービン銃で、米軍で現在広く配備されています。

日本国自衛隊では陸上自衛隊のみが、M203グレネードランチャー、QDSS-NT4サイレンサーなどとセットで購入を行って一部の部隊にて配備しています。M4を日本の陸上自衛隊でも配備していることが判明した理由は元・米軍将校であった飯柴智亮氏の「声明文」による公表からです。ただし、飯柴智亮氏の「声明文」を自衛隊は否定しています。

このM4をドイツHeckler & Koch社が改良させた製品がHK416であり、同モデルは海上自衛隊の特殊部隊である特別警備隊で配備されています。M4A1_ACOGM4は”ライフル”よりも短い”カービン”となり、実質的には現代の標準的ライフルの範疇に含まれています。

現在、米国ではアメリカ軍の兵士の大半がM4を貸与されており、陸海空軍のみならず、セミオート仕様で警察や法執行機関でも広く配備されています。

ただし、海兵隊では全ての兵士がライフルマンであるという伝統的なモットーから、一般兵員向けにはフルサイズのM16A4を配備しており、コンパクトカービンであるM4は一部のみにとどまります。騎兵と海兵隊の違いね。

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米国海兵隊の配備するM16A4を構える自衛隊員。

M4の外見はベトナム戦争のころに登場しているXM177風ですが、そのメカニズムは80年代に登場した先進小銃M16A2ショートの系譜であり、XM177とはほぼ別物となっています。

従来のM16A1/A2シリーズではキャリングハンドルが本体と一体化されており、取り外しは不可能でしたが、M4ではM16シリーズとしてはじめてキャリングハンドルを着脱式にした上で、ピカティニーレールを搭載しました。そのためscopeやダットサイトなどが嵩張らずに取り付け可能となっています。

本体に取り付け可能なoptionが多数で、どのようなoperationでも柔軟に運用できることも特徴です。

銃身下部には有効射程350メートルの擲弾発射筒・M203グレネードランチャーを装備可能。M203は過去にも一度、89式小銃用に導入が検討されたことがありましたが、破壊効果が微少であったため、見送られた経緯があります。

出会いがしらに一連射食らわせられないM4は不利?米軍があえて”フルオート廃止”を選んだワケ。

「M4カービン」にはセミ、3バースト仕様の「M4」、そしてセミ、フルオート仕様の「M4A1」があります。

現在の米軍では海兵隊を除いた一般部隊に配属される兵士の多くにフルオート機能の無いM4を支給しています。

経験が浅く、戦いに慣れていない兵士がフルオートで射撃し、結果的に弾薬を大量に浪費することを防ぐため、あえてフルオートを廃した仕様になっています。

また、連射を防ぐことにより、銃身加熱や機関部破損を防ぐという副次効果もあります。

もちろん、フルオートで発砲したからといって、すぐに銃が壊れることは稀ですが、銃の耐用年数はやはり早めてしまうことに。

一方で、陸軍のレンジャー部隊、デルタフォース、グリーンベレー、海軍のNavy SEALs、アメリカ海兵隊偵察隊員などいわゆる特殊部隊にはフルオート機能のあるM4A1を支給しています。

その理由は限られた装備と少数のteamで潜入する特殊部隊にはやはり連射による火力制圧が有効であるためでしょう。

制式小銃からあえてフルオートをomitする米軍の思想が将来的に日本の自衛隊にも波及するのかが注目されています。波及しないでください。


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