自衛隊の機上食

自衛隊の機上食は美味いのか?レトルトの牛丼、果てはワインや寿司まで(ただし上級国民に限る)

お次は、自衛隊の航空機の機内で乗員が食べる料理、すなわち機上食をご紹介します。

例えば、民間の国際線で食べる機内食に比べると見劣りするかもしれませんが、味はもちろんとっても美味。


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基本的に弁当スタイルか、レトルトパックスタイルになって機内に持ち込まれ、食前に機内の電子レンジで温めて食べることもできますから、陸自の野戦食に比べると、やはり豪華かもしれません。

と言っても、機上食が喫食できるのは、長時間飛行を命ぜられる航空機乗員のみで、航空自衛隊ではAWACSの乗員など、海自では対潜哨戒機P-3Cといった航空機の乗員たちです。

P-3Cの乗員たちが食うメシ

P-3Cの窓から

北海道沖の流氷観測任務中に海上自衛隊P-3Cのパイロットたちが食うメシは、海上自衛隊のイカリのマークのついた弁当。真っ白い流氷を3000フィート上空から見ながら食う弁当は格別でしょうね。

P-3Cの任務は対潜哨戒という長時間飛行。当然、P-3Cの機内には乗員の作業効率を低下させさせないための簡易キッチンのほか、トイレが備わっています。

しっかりとした食事を摂ることで仕事の能率が上がるのは当然のこと。

自衛隊は厳しいとよく言われますが、メシの時間も与えられず仕事を強要するブラック企業とはまるで違う組織です。

航空自衛隊の早期警戒機の乗組員が食うメシ

航空自衛隊のE-2C早期警戒機。オペレーターは長時間、レーダー画面とにらめっこ。

航空自衛隊の早期警戒機AWACSの乗組員たちは、牛丼などのレトルトパックのメシを食べています。彼らにはレトルトパック食品、冷弁(弁当)、生食の3種類の形態の食事が配給されています。レトルトはカレー、焼き鳥丼、牛丼、ハッシュドビーフなどなど。

AWACSは海上自衛隊のP3Cと違って、操縦席以外に窓がないので、パイロット以外の乗員は外の景色を楽しめないのが残念かもしれません。

なお、航空自衛隊の機上食を作ってるのは「給養小隊機上食分隊」です。

それにしてもエーワックスの中で牛丼なんて・・食べると臭くてたまらないんじゃないですかね?今は国会にも牛丼屋があるくらいですから、良いのかな。

機長と副機長は食中毒防止のため、まったく別々の食事をとる

ところで皆さん。突然、真顔ですいませんが、民間機の旅客機のパイロットは機長と副機長は食中毒防止のため、まったく別々の食事をとっているというお話を聞いたことがありませんか。

実はそれは本当のことで、航空自衛隊の航空機の機長と副機長でも同様の措置を取っています。

現代の戦闘機パイロットは機上で食えない!

まあ、このように機上食が食えるのは機内が与圧され、スペースも余裕のある中型、大型機くらいです。

ですから、与圧の完全ではない現代のジェット戦闘機のパイロットは飛行中に飲食はとてもできません。

しかし、旧日本軍時代のいわゆるゼロ戦ですとか、そういった戦闘機操縦士たちには航空弁当が配給されていました。彼らにはやはり、食べやすく工夫された俵型のおにぎり、それに巻き寿しやイナリ寿司が好まれたそうです。

ほかにもバナナや羊羹といった栄養のある食べ物もゼロ戦のパイロットに好まれたようです。

飲み物も意外と充実しており、水、番茶からサイダー、リボンシトロン、カルピス、牛乳に甘酒まで飛行中に嗜んだそうです。

旧日本軍の機上食についての参考文献
http://fpj.fc2web.com/k.hall.f7.html

ただ、例外はあり、ロシア軍の二人乗り戦闘爆撃機「Su-34」では乗員が機内で食事をとることを考慮して、充分に与圧されており、食品用の保温装置も搭載されています。

また、同機には仮眠用のスペースがあるなど、”戦闘機”の形状をしていながらかなり変わった航空機となっています。

また現代でも長時間にわたる偵察任務を行うアメリカ軍のU-2偵察機のパイロットには”機上食”としてチューブ入りのペースト状レーションがあります。

U-2偵察機は超高高度や成層圏までも空中偵察出来る機体ですので、機内のパイロットは与圧された宇宙服のような装備で操縦していますから、とても普通のスタイルで食事はできません。

昔、映画「ロボコップ」にてロボコップが紙コップでペースト状の食べ物を食し、栄養補給するシーンがありましたが・・。それをチューブで口にというスタイルです。


さらに豪華な政府専用機の機内食

自衛隊の中でも最上級の機上食と言えばやはり、空飛ぶホテル、政府専用機「ボーイング747」で政治家やマスコミが喫食する食事となるでしょう。

VIPのメシは洋食のコース料理の場合ですと、ステーキや高級赤ワインなど、和食では寿司、高級日本酒などなど税金をふんだんに使っており、非常に豪華です。

しかし、同行のマスコミなどのメシはウインナー、ハム、目玉焼、ブロッコリー2個など貧相になっています。政府専用機についてはこちらで解説しています。

自衛隊の機上食のまとめ

  1. 自衛隊の航空機搭乗員は機上食を食べる場合がある。
  2. 戦闘機は無理。
  3. 政府専用機ではワインや寿司も。

このようにまとまりました。


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