自衛官の愛用腕時計ってなに?

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勤務中の自衛官はいったいどんな腕時計を付けているのか・・・?武装系プロ公務員の腕もとに鈍く輝く時計とは・・・・?


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自衛隊では腕時計は隊員への支給品ではないため、勤務中の隊員がつけている腕時計は隊員個人が自由に選んで購入した私物になっています。

時間厳守の自衛隊という組織では、調理など一部を除いて通常勤務中に腕時計をつけない隊員はいないのが実情です。

では実際のところ、勤務中の隊員はいったいどんな腕時計を付けているのでしょうか。実際に各隊員の腕もとを見たり、様々な広報資料に目を通しました。

そこで見えてきた答えは・・・?

自衛官のほとんどが『CASIO G-SHOCK』のヘビーユーザーだった!


そうなんです。自衛官から絶大なる信頼を得ている腕時計は日本のカシオが誇るデジタル時計の雄、G-SHOCKだったのです。

G-SHOCKといえば、主に野外(field)でアクティブに活動するアウトドア派のための優れた時計としておなじみです。

ラインナップの中にはアメリカ国防省が制定したアメリカ軍が必要とする様々な物資の調達規格である「MIL規格 (みるきかく、英: Military Standard)」を満たしたモデルも存在します。

とくに迷彩服を着用し、野外で任務に当たる普通科や施設科隊員にはタフさを誇るカシオのG-SHOCKが圧倒的人気のようです。

こちらの薄型・太陽光発電仕様モデルが特に一番人気。実際の隊員を見ても、報道写真や広報誌MAMORを見ても、訓練ドキュメンタリーDVDを見ても、自衛官のG-SHOCK着用率は非常に高かったのがわかりました。

パイロットでも訓練生はG-SHOCK。砲迫部隊なども演習時に一分でも間違うと大変ですから、電波で自動修正対応の高機能なGショック愛称者が多数。

 

自動小銃を発砲した際に手首にかかる強烈なショックは自衛官の腕時計選びを悩ませる。
やはり定評のある耐ショック・デジタル時計G-SHOCKが無難な選択なの
か。

耐久性の高さ、それでいて低価格のG-SHOCKは、自衛官だけでなく米軍兵士、米国警察官の間でも定番。自衛隊、米軍、米警察特殊部隊などにおいて彼らの”相棒”として、第一線で活躍していることは間違いなさそうです。

知恵袋で「カレシが自衛官なんですけど、腕時計のプレゼントでオススメはありますか?」なんて尋ねたら、まず間違いなく回答者の自称隊員や、ミリオタに薦められるであろう時計が、このGショック。

とまあ、オメガのスピマス・プロやさらに高価な手巻き時計を着けている自衛官は少数派でしょうか!?

 

各国軍の官給品腕時計

このように日本の自衛隊では隊員に腕時計を官給品として支給はしていないのですが、例えばアメリカ軍ではベトナム戦争時代に兵士へ官給品として腕時計を支給していました。

これはディスポータブル、つまり使い捨ての時計でした。安っぽいアナログ時計ですが、BENRUS社、ハミルトンなど有名メーカーが製造していました。文字盤にブランド名は入っていないのが、いかにも軍用品らしい佇まい。

一方で当時、米兵からは日本の「セイコー5(ファイブ)」の人気が高かったそうです。安くて壊れないセイコー 5(ファイブ)は1960年代に発表されると瞬く間に人気時計となり、歴史的自動巻き腕時計の代名詞になったモデルです。

現在でもラインナップされておりますが、国内より海外向けになっています。米軍ではディスポータブル式の官給時計は90年代まではあったようですが、現在では少数精鋭のシールズなどを除けば自衛隊同様に一般兵員に時計は支給されていないようです。

ところが、イギリス軍では腕時計が現在も多くの兵士に支給されています。しかも、うれしいことに日本のセイコーのブランドであるパルサーです。

元々、セイコーは80~90年代においてイギリス空・海軍へクロノグラフを納入していた実績があり、2000年代からはハミルトンのカーキのようないかにも軍用時計といったクオーツ式の「パルサーG10」が空軍を除く、イギリス軍にて支給されているそうです。

米海軍特殊部隊ネイビーシール隊員はなんと”官給品ロレックス”だった!

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腕時計の世界では各国の精鋭部隊、いわゆる特殊部隊が使用することで話題になるメーカーやモデルもあります。

アメリカ海軍が誇る精鋭の特殊部隊NAVY SEALSの隊員は、シー・エア・ランドの名が示す通り、direct actionとして水中浸透作戦のみならず、空挺侵攻まで行う陸海空を選ばないプロフェッショナル集団です。

彼らには部隊から官給品の腕時計としてロレックス製のサブマリーナが貸与されるそうです。ロレックスは高級機械式時計の代名詞的存在で、サブマリーナならば、並行輸入品でも70万円から80万円ほどもします。

スナイパーとして有名な元シール隊員の故クリス・カイル氏の著書によれば、現在は納税者が叫んだためか、現場の隊員からの要望か、はたまた司令部の気まぐれか、詳細不明ながらもシール隊員への支給時計はカシオの黒いG-SHOCKになったようです。

NAVY SEALS ネイビーシールズ 特殊部隊 部隊章 パッチ ワッペン ベルクロ付き 面ファスナー付き OD オリーブドラブ

「自衛隊公式腕時計」なるもの

さて、ネット通販でよく「自衛隊採用腕時計」なるものを見ますよね。場合によっては「防衛省本部契約商品」と書いてる場合もあります。これはどういった時計でしょうか。

自衛隊で隊員に公式に支給されている時計なのでしょうか。どうやら言葉のマジックで、自衛隊の許可を得て自衛隊のマークを付けた「自衛隊をイメージした腕時計」であり、隊員に任務上の必要性から支給されている「官品」ではありません。

製造しているのは国内のメーカーで防衛省本部契約商品として基地の隊員から注文を受け付けているそうです。陸海空をそれぞれのカラーと公式マークでイメージしており、なかなか通好みのようです。

ただ、ネット上の意見を見てみると 「使ってる隊員を見たことがない」とか 「(例えば会社員なら)自分で金を出して自社のロゴの入った腕時計は買わないと思う」 など、辛辣な意見が多いようです。

あくまで自衛隊ファン向けの自衛隊グッズと見たほうが良いのではないでしょうか。皆さんも「自衛隊に入れば、あんなカッコいい時計が隊員に一律支給されるでゴワスか!!相撲部屋辞めるッス!」とくれぐれも勘違いされないようご注意を。

自衛隊と腕時計のまとめ

さて、「自衛隊員が日々、腕もとに着用し相棒としている腕時計はナニか」という主旨の記事でしたが、いかがでしたでしょうか。現在の自衛隊では隊員に腕時計を支給していないのが実情で、ほとんどの隊員はG-SHOCKを使用しているというわけでした。

セーラー服の腕もとに鈍く光るゴッツいG-SHOCKを想像すると、もう、なんか堪らない感じがする。

ただ、パイロットやダイバーなど特殊な隊員のみですが、自衛隊員に腕時計が支給されるケースも昔はあったようです。また、エライ人は役職に見合った腕時計を付けることもあるかとは思います。

ちなみに自衛隊の中のお店(PX)でもG-SHOCKがずらっと並んでいる場合が多いですね。

そもそも官給品の管理が厳しい自衛隊で腕時計を官給品として支給するならば、紛失や横流し防止はもとより、よほどまともな時計を支給しないと訓練のたびに壊れてしまって、隊員泣かせになるのではないでしょうか。

余談ですが、元陸自隊員は「平時は1個でもいいが、国際貢献などで海外に行くのなら2個持つのが当然」と言っています。 やっぱり予備の腕時計があったほうがいいようですよ。

今後も筆者は「自衛隊員の腕もと」を多方面から注意深くチェックしていこうと思います。

というわけで、隊員は任務に応じた機能を持つ腕時計を自分の好みで選んで付けられるわけですが、隊員の時計の比率はどうしても信頼性に勝るG-SHOCKが多い。このようにまとめました。


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