自衛隊の迷彩服は陸海空3部隊それぞれ異なった迷彩パターンが配備されていますが、いずれも想定した戦場ごとに色やパターンをデジタル処理で作成した「ハイテク」迷彩服が主力です。それでは3自衛隊ごとに迷彩服を解説していきましょう。
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陸上自衛隊の配備する迷彩服
陸上自衛隊では92年から『迷彩服2型』と呼ばれる先進的な迷彩服を導入しており、その細部改良型の『3型』に更新されています。実質的に迷彩パターン自体は2型も3型も同じであり、長らく2型が配備されていたことから、主に現行の陸自迷彩を指す場合は『3型迷彩』ではなく『2型迷彩』や『新迷彩』が業界では一般的です。
『迷彩服2型』は日本の土や森林といった植生に馴染む、茶色と緑配色のドットパターン模様です。
旧・OD作業服(65型作業服)
もともと、陸上自衛隊には1970年の1型導入まで迷彩服がなく、それまでOD作業服と呼ばれる国防色(オリーブ・ドラブ、通称OD)の作業服を配備。
OD作業服とは正式名称を65式作業服と呼び、昭和40年から配備が始まったもの。迷彩服ではなく、緑色のOD色(国防色とも)一色で、ビニロンと綿の混紡素材でした。
現在の2型と違い、上着をズボンの中に入れるスタイルで夏は暑く、土がズボンの中に入るとして不評だったが、長らく自衛隊員の正式なスタイルとして配備されました。
現在でも仮想敵を演じる隊員や予備自衛官補などが訓練で使うなど一部では現役です。
光沢のあるOD作業服とこげ茶の旧・半長靴と旧型テッパチの組み合わせは、今の”迷彩服の自衛官”よりも、なぜか「威厳」を感じてしまう被服です。
旧・迷彩服1型(熊笹迷彩)
さらに、OD作業服と並行して昭和42年から配備された『迷彩服1型』は陸上自衛隊初の迷彩服です。北海道内に広く分布する熊笹(くまざさ)に合わせた迷彩効果を得られる一方、北海道以外の森林では大変目立つパターンでした。現在の『迷彩服2型』より明るめで、洗うたびにさらに明るく薄くなる一方で、対ソ戦争を意識し北海道の防備を固めていた当時の自衛隊の防衛構想をよく現しており、政治的色合いはとても濃い迷彩服でした。
なお、こちらも着用時は上着のスソをズボン内に入れるため、OD作業服同様、泥や土が入るとして不評でした。
日本の植生によく馴染む『迷彩服2型』の配備
そして1992年、ついに「ハイテク迷彩服」と呼ばれる『迷彩服2型』が陸自に導入されました。パターンはコンピューターによるデジタル描画ですが、昨今の細かなピクセル迷彩と違い、やや大きめの斑点模様が特徴です。これは現行ドイツ軍のフレクター迷彩(ドットパターン)にも類似しています。
「迷彩服2型」または最近では単に「迷彩服」、戦闘装着セットとして支給されたものは「戦闘服」と呼ばれており、耐熱難燃性と対赤外線ステルス性(近赤外偽装)機能を有しています。迷彩服も今や、レッキとしたハイテク装備の一つであり、OD作業服や1型迷彩では考えられなかった先進装具の一つです。
「迷彩服2型」は俗に「新迷彩」と呼ばれますが、92年の配備から、すでに30余年。第1空挺団向けに支給される「空挺迷彩服2型」タイプでは通常より細身に作られているのが特徴です。
迷彩服3型は2型の迷彩パターンを踏襲し、細部改良のみ
現在は細部の改良を施した迷彩服3型に逐次更新されていますが、迷彩服3型の迷彩パターン自体は「迷彩服2型」同様で、袖口の留め具をボタン方式からベルクロ(マジックテープ)方式に変更、ズボンへのポケット追加など細かな部分改修にとどまり基本性能自体に変わりありません。陸自では戦闘服の上に同じく迷彩が施された「戦闘装着セット」を着用。
陸上自衛隊の各普通科連隊にも15年ほど前から正式に配置される狙撃班。狙撃手(スナイパー)は、この迷彩服の上からギリースーツを着用し、 ムック化により人体の輪郭をぼかし、より高い偽装を施しています。
ただ、2型はあくまで山野での効果を考慮された迷彩パターンであり、コンクリートやアスファルト帯の多い都市部では本来の効果は限定的です。しかし、陸自では山林地帯で敵を食い止め、市街地に敵を入れないという防備構想を理念としており、都市部での戦闘を考慮していなくても不思議ではありません。
昨今ではいわゆる不正規戦、テロなどが国際的な脅威となり、陸自でも市街地戦闘訓練を頻繁に行っていますが、市街地用迷彩服はいまだ一般部隊に配備されていません。しかし、特殊部隊である特殊作戦群では濃紺の「戦闘服市街地用」も迷彩服2型(3型)とともに、並行配備しています。
さらに仮想敵の役割を持つ陸上自衛隊部隊訓練評価隊(FTC)専用の黄色みがかった迷彩服もあります。
空自・海自・警察の一部でも陸自迷彩を使用
なお、陸自の迷彩服は海と空の一部部隊にも配備されるほか、さらに都道府県警察SATも陸自の迷彩服2型を着用する場合があります。
一方、アメリカ陸軍の現用迷彩パターンであるACU(Army Combat Uniform)のうちの一つであるUCP(Universal Camouflage Pattern)は、アメリカ軍としては初のデジタル迷彩服だ。陸自が92年にデジタル迷彩を採用したのに対し、81年から配備のウッドランド迷彩を2006年まで配備し続けた米軍。ACUは後発ながら、黒色が自然界にほとんど存在しない理論を用いて、UCPパターンの配色に黒色を使用しないことが特徴だ。
多様な地域の植生に適応する汎用(はんよう)迷彩として鳴り物入りの配備でしたが、とくにアフガニスタンに展開する部隊の兵士からは全く効果が無いと低評価を受け、新たにマルチカムを採用している。
ACUのUniversal Camouflage Pattern(UCP)タイプを着た米国陸軍兵士と2型迷彩を着た陸自隊員。森林地帯でのUCPは余りにも背景から浮き過ぎているが、UCPは「隠れる」のではなく「見た者の印象に残らない」というコンセプトでデザインされたパターンだという。
また一方で、米国海兵隊の「MARPAT」( Marine Partern)のウッドランドパターン配色はその名が示すように、森林特性であり、2型の配色とコンセプトは同一だ。
米国海兵隊員にM16A4ライフルの操法指導を受ける陸自隊員(PD)。迷彩の配色は両国とも似ているが、陸自は斑点模様で海兵隊は細かく、角のあるピクセル迷彩。
防寒戦闘白色外衣
陸上自衛隊では「防寒戦闘白色外衣」として冬季の雪中迷彩服を配備する。
防暑服4型(砂漠用)
2003年、陸上自衛隊がイラク復興支援任務でサマワへ派遣された当時使用されたのが「防暑服4型(迷彩は通常パターン)」とよばれる生地が薄く、通気性の良い被服だ。
また防暑帽4型はいわゆるブッシュハットで、それまで自衛隊では官品として支給しておらず、レンジャー学生などの一部隊員が私費でPX品を購入し着用していた。
前述したように、陸自の迷彩服2型は日本の森林や山野のみの特性に合わせた配色だが、近年はジブチ派遣に伴い、砂漠地帯での活動を考慮した砂漠迷彩も新たに配備された。パターン自体は迷彩服2型と同様だが、色味は砂漠地帯で偽装効果の高いデザートカラーになっている。
今回の自衛隊アフリカ派遣では、武装勢力との交戦を視野に入れているのか不明だが、実戦的なデザートパターンになっている。
余談だが、イラクに派遣されたアメリカ軍など各国軍は砂漠用迷彩服を着用しているのに対して、サマワへ派遣された陸上自衛隊イラク復興支援群では「我々は戦闘を目的としていない」として、敢えて緑を主体とした通常の迷彩服2型と同じ緑系の防暑服4型を着用し、復興支援任務に当たった。砂漠で森林パターンの迷彩服は逆に目立つため、他国軍からは奇異に見られたものの、武装勢力に対しては「日本の部隊は戦闘する意思がない」ことを知らしめる目的も考慮されたようだ。ただ、イラク派遣中、迫撃砲・ロケット弾による自衛隊宿営地攻撃が13回にわたって発生しており、明確に敵対の意思表示をされている。
航空自衛隊の配備する迷彩服
旧・野戦迷彩服
航空自衛隊では80年代後半から、陸自の「明るすぎる」迷彩服1型(熊笹迷彩)の色合いを暗く変え、航空自衛隊独自とした野戦服を基地防空隊に配備。その後、基地警備隊や高射隊に広く配備されました。
陸自の旧・迷彩服1型に比べると、色合いが一段と濃くなり、待ち伏せなどの戦術を意識したものになっています。航空自衛隊の部隊が陸自の普通科部隊のような野戦を行うことは基本的にないことですが、高射隊はペトリオット・ミサイルPAC-3による防空任務に従事しており、いざ展開の際には自衛隊演習場など郊外の森林地帯で任務に当たり、警戒のため迷彩服が必要です。
新型デジタル・ピクセル・カモフラージュ迷彩作業服
2009年からは、女性航空自衛官が目まぐるしく派手な化粧と私服姿から迷彩服の公務員に「変身」してゆく防衛省の広報用テレビCMでおなじみ、新型のデジタル迷彩服が配備されています。航空自衛隊員が活動する場所が主に基地の滑走路、すなわちコンクリート帯であることから、滑走路帯を強く意識したグレーのデジタル迷彩パターンの迷彩が特徴です。
このパターンは迷彩服のほかにも帽子、鉄帽覆い、カッパ、そして防弾チョッキなどにも採用されている。コンクリート風景に紛れる独特の迷彩はいわゆる「都市迷彩」の側面もあります。
そのほかの迷彩服
航空自衛隊では早くから国外活動の必要性を意識しており、湾岸戦争当時、バグダッドにおける邦人救出任務の派遣に備えて、砂漠用のデザートパターン迷彩服も少数のみ採用しています。これは当時の米軍と同じ「チョコ・チップ・クッキー」と呼ばれる6Cパターンですが、現在では米軍の「コーヒー・ステイン(シミ)」と呼ばれる3Cデザートパターンに似た砂漠用迷彩に変更されています。
そのほか、空自でも航空救難団のメディックなど一部部隊では陸自の「空挺迷彩服2型」が配備されています。
海上自衛隊の配備する迷彩服
ストライクアンドタクティカルマガジン 2016年 01 月号 [雑誌] B017RLTETM | SATマガジン出版 | 2015-11-27
これまでも、海上自衛隊では基地警備を担任する陸警隊員など、一部部隊では陸上自衛隊の迷彩服2型を配備していましたが、悲願の海自専用迷彩服はついに2012年、3自衛隊で最後に配備されました。
海自の迷彩服はブルーを基調にしたデジタル・ピクセル・パターンで、米海軍の現用迷彩Navy Working Uniform(タイプ1)そっくりですが、海自オリジナルの小さな「錨マーク」がいくつもちりばめられています(このアイデア自体はアメリカ海兵隊のマーパット迷彩ですでに採用されている)。
実は現在、世界各国の海軍の迷彩服として主流なのが、ブルーを主体としたピクセル・パターンのデジタル迷彩服。同種のパターンはアメリカ海軍をはじめ、東アジアでは中国や韓国海兵隊でも採用されていますが、日本もついにこの海軍の新迷彩ブームという波に乗ったわけです。世界的ですもんね。乗るしかない。このビッグウェーブに。
しかし、海軍には海軍の論理があるとはいえ、この青いピクセル迷彩服が、陸上でどのように機能するのか不明です。海自というより、各国の海軍の迷彩服に関していえば、おそらくもはや擬装のための迷彩服というより、海軍という象徴としての迷彩服という理念にシフトしているのではないでしょうか。もはや伝統的な海軍のセーラー服と同じ扱いなのかもしれません。擬装としての効果が無くとも、誰が見ても海軍とわかる格好をするほうが、海軍の戦う環境下では好ましいのかもしれません。
ところが、2018年1月、ついに米海軍が青迷彩服(Navy Working Uniform(Type1)を)廃止して緑色の迷彩服に切り替えを発表しました。完全な切り替え期限は19年10月まで。「青迷彩は意味が無く、兵士からの不満が多い」ことが理由です。現在、米海軍基地内の売店でも青迷彩から緑迷彩への商品切り替えが始まっているとのこと。
この青迷彩についてはあまりにも海軍兵士からの不満が多く、米海軍も士気に関わると判断したようです。
導入当初から「海に落ちたら発見しにくい」などと疑問視する声
米海軍の兵士が10年近く作業用の制服として着用してきた青い迷彩服が緑色に切り替わる。陸上や船上で敵に見つかりにくくなるわけではなく、「青の迷彩は意味がない」と不評だった。日本国内の米海軍基地でも8日から緑の迷彩服の公式販売が始まり、青色は来年10月までに完全に廃止される。
横須賀基地(神奈川県)の周辺では既に新しい緑色の迷彩服を着た兵士がおり、青と緑が混在するグループも目に付く。緑の迷彩に身を包んだ男性兵士は「青いものと少し素材が違い、服もブーツも軽くて動きやすい。立っていることが多いので快適なのが助かる」と評判も上々だ。典拠元 産経新聞社 http://www.sankei.com/photo/story/news/180113/sty1801130003-n1.html
アメリカ海軍に倣った海上自衛隊が一体どうなるのか、こちらも注目されています。伝統を重んじる海自としては今回のデジタル迷彩服の配備は思い切った決断だったかもしれません。現状は陸上勤務者など一部要員にのみの支給にとどまっている状況ですが、これで陸海空の3自衛隊ではついにそれぞれの部隊独自の迷彩服が配備される運びとなりました。
自衛隊の官品迷彩服は絶対に一般販売されない
昨今、アフガニスタンでタリバンの兵士が”陸上自衛隊の迷彩服”を着ていることが話題になりました。2022年に始まったウクライナ戦争では米国など国際社会はウクライナ支援を行っていますが、日本政府では自衛隊の防弾チョッキやヘルメットなどの一部の装備品をウクライナ軍に提供しています。このことから、自衛隊の実物装備品がミリタリーサープラス市場に流出するのではないかと一部では懸念されています。
通常、自衛隊が正式に隊員へ貸与している装備品は「官品(官給品)」と呼ばれ、普段厳重に管理されており、退職の際は返納し、用廃の際は被服類であれば、部隊の需品科でシュレッダーで裁断されたうえで、廃棄物として民間業者に廃棄を依頼しています。
昨今「高機動車」の横流し問題も指摘されていますが、自衛隊装備品の不正な流出という意味では、自衛官が貸与された官品迷彩服をオークションに出品し、警務隊が捜査を行った事例も同様です。
また、過去に配備されていた1型迷彩などは部隊で正式に民間へ払下げも行っていたこともあり、合法的に自衛隊の中古被服が販売される場合もありましたが、現在の”ハイテク”2型迷彩では、その各種の機能性の秘匿から、外部に流出しないように厳重に管理されています。
一方、自衛隊駐屯地や基地の中の売店で当時のアサヒシャイニングや防衛省共済組合などが販売していた、いわゆるPX品は隊員用の私物として扱われていました。アサヒシャイニングはかつて東京都八王子市にあった自衛隊・自衛官の為のミリタリー・迷彩のオンラインショップで、自衛官の愛用者が多数いました。当然ながらPX迷彩服には官品の様な防護性、難燃加工はなく、安全性に問題があるとして勤務での使用が制限され、官品の着用に統制されています。
ノーアイロンはシワになりにくく速乾性がある一方で、万が一、燃えた場合は皮膚に生地が貼り付く危険性も指摘されています。
つまり、自衛隊員に貸与されている官給の迷彩服はそれほどまでに高性能という裏付けなのです。ライターで数十秒炙っても、中身が水膨れになるだけで生地は燃えることはありません。自衛隊の迷彩服で何が一番大変かというと、生地が厚いために階級章を縫い付ける際に苦労することです。
官品迷彩服の製造メーカーはどこ?
自衛隊の官給品迷彩服に関しては、当然ながら国内の大手企業で製造しており、ユニチカグループなどが担当している。染めの工程を手掛けるのはその子会社、大阪染工。自衛隊が要求する性能以上を叩きだして納入するという華麗なる超職人集団です。大阪染工では耐火性に優れた「難燃ビニロン」を特殊な対摩擦染料「スレン」で染め上げるが、製造工程はやはり企業秘密。このように自衛隊の迷彩服は岡山で糸を紡ぎ、大阪で染め上げられ、北海道の刑務所などで最終的に製造されています。け、刑務所!?
実は自衛隊や警察の一部被服は民間企業および、企業に発注を受けた刑務所や少年院といった行刑施設内の工場でも作られています。札幌刑務所の受刑者や函館少年院の少年たちが作った自衛隊の被服はとっても縫製がていねいで定評があるそうです。札幌刑務所ではそれにかこつけて、作業専門官が「したっけ、アンタらサバゲー用に俺のチームが着るから迷彩服つくれや。ヒマだしいいしょや」と受刑者に私的に作らせたこともあります。「お兄ちゃんの着てる制服、俺が刑務所で作ってたんだよ」と元受刑者の方に街で言われ、びっくりした自衛官もいたそうです。
自衛隊の被服のタグには通常、製造メーカーが書いてありますが、納入したものによっては「刑務所で心を込めて作りました」というような文言が書いてあり、自衛官は複雑な気持ちになるようです。警察官の一部被服にも、やっぱり「刑務所で心を込めて作りました」というタグが……。着用者は実に複雑な想いかもしれません。
一方、アメリカ軍の官品迷彩服では中国製があり、アメリカ連邦議会で問題になっています。アメリカ軍の迷彩服も警察官や自衛官の被服同様、日本の刑務所や少年院で製造したのなら、高品質なものが提供できると思われます。
余談ですが、この製造工程が高くつくので気に食わないとして、民主党が同政権時代にいわゆる「事業仕分け」議論にて自衛隊の被服を中国製にしろと案を出したことがあります。しかしながら、自衛隊の被服と一言で言っても迷彩服の難燃性や対赤外線機能などは重要な機密。安易な国外発注はできません。
陸上自衛隊の「ジャー戦」は課業後の伝統スタイルだ!もちろんWACも!
ジャー戦とは、上が迷彩服で下がジャージ、それに運動靴という陸自の奇抜かつ伝統的な課業後スタイルです。これは営内に住む、つまり駐屯地の中で暮らす曹士隊員が男女の別なく行っているスタイルですが、駐屯地によっては司令の方針や気まぐれオレンジロードで、営外者である幹部も行っています。まどかさんは関係ないだろう。
ただ基本的に幹部は営外居住であり、課業後は制服着用で帰宅する場合が多く、幹部でジャー戦はあまり見られないようです。なお、空自では「ジャー戦」は行われておらず、航空自衛隊員が陸自の駐屯地で研修などに赴き、ジャー戦姿の陸自隊員を見ると「やだっ!なにあれ!」と絶句するそうです。また、海自基地に教育のために赴いた陸自隊員らが、課業後にジャー戦姿で隊列を組んで風呂に行こうとしたところ、海自の偉い人から「ゴ、ゴルア~っ!?」と怒られたという話も。
しかし、一方では洗面器を抱えたジャー戦姿の凛とした女性陸曹に萌えるという狂者も。つまり、萌え萌えマンガに出てくるどんなに綺麗な陸自の女性自衛官でも、課業後にはジャー戦をやっています。もうわかったって。
まとめ
- 陸海空それぞれで迷彩パターンが違うのは戦う環境が違うから。好き嫌いは否めない。
- 陸海空それぞれの現用迷彩パターンは全て、デジタル処理で描画されている。
- 迷彩による偽装効果だけでなく、生地に特殊な加工を施すことで赤外線偽装効果を有している。
- それらの理由から高い機密性がある。
- 官給品の迷彩服をオクに流す・売ると捜査対象になる。
- 自衛隊の迷彩服で何が一番大変かというと、生地が厚いために階級章を縫い付ける際に苦労する。
このようにまとまりました。