自衛隊パイロットの装備と携行品は?

 

 

ヘリパイロット、戦闘機パイロット、救難飛行艇パイロットなどなど自衛隊の操縦士にも種類がありますが、基本的にはフライトスーツを着用し、ハーネスをつけた上から必要な装備品を収納したベストを着用します。

航空自衛隊の戦闘機パイロットの場合、離陸時間が近づくと救命装備室で浮き袋の機能がある救命胴衣と、パラシュートとつなぐトルソハーネス、そして重力によって血が下に下がるのを防ぐ耐Gスーツなど、必要な装備品を身に付けることになります。

航空自衛隊の戦闘機パイロットに見る「生存用入組品」

航空自衛隊の戦闘機パイロットは非常事態に対処するため、サバイバル(生存自活)用の「生存用入組品」を携行(多くの救命装備は射出座席の下にコンテナに入ってまとめて組み込まれています)します。

まずはサバイバル用品の基本とも言える「ナイフ」。

医薬品として救急医療キットと野外用救急包帯。国内法では自衛官と言えど医官を除き普段、止血剤を持てないので、一般的な家庭用救急箱の中身と同様になっています。

おまけにリップクリームまで入っています。

お次は海水から真水を作る栗田工業製「海水脱塩剤」です。一応、ポリ容器入りの「救命水」も入ってますが、雨水を飲んだりもします。

そして「艦艇や上空の航空機に見つけてもらうための装備」として、煙と閃光が出る信号筒(昼/夜各別)に、打ち上げ花火のようなペンシルガン(及び弾薬)、防水携帯灯。太陽を反射させて使うシグナル・ミラー、さらに海面着色剤もあります。耐寒用の保温装備品として60度の発熱を70時間維持する救命保温具とレスキューシートも入ります。

また面白いものとしては捜索機のレーダーを反射するためにガスボンベで膨らませ上空へ上げる風船キットが入っています。そしてもちろん、救命糧食も携行します。

一人の人間の命を守るためにここまでの資機材が組み込まれている、それが「生存用入組品」です。

このような航空機の非常事態においては、パイロットや乗員を救助するために24時間の即応体制をとっているのが、同じ航空自衛隊に編成された「航空救難団」です。

航空自衛隊の戦闘機パイロットが着る耐Gスーツとは?

戦闘機のパイロットが飛行中、体に受ける加速度(G)はときにブラックアウトやレッドアウトなどを引き起こして、操縦に深刻な影響を与えます。

このうち、血液が脳へ充分に巡らずに虚血状態となり足へと集中してしまうことで起きるブラックアウトと呼ばれる失神状態は四肢を締めつける耐Gスーツを着用することで防ぐことが出来ます。

現代の戦闘機はこの耐Gスーツなしで操縦することは極めて困難です。

自衛隊のパイロットは拳銃を持つの?


『エネミーライン』など戦争映画を見ていると敵の支配勢力内で撃墜され脱出した戦闘機のパイロットは拳銃片手に四方を逃げ回るのがお約束。

『ブラックホークダウン』では、撃墜されたUH-60ブラックホークのパイロットはサブマシンガンで武装していましたが。これら映画に登場する米軍ではパイロットの護身用小型武器の携行が比較的当たり前のように描写されていますよね。

3自衛隊共通のサービスピストル「シグ・ザウアーP220″9mm拳銃” (licenseによる国内製造品)」

ベトナム戦争時代、米空軍の研究所にてパイロットの自衛用としてブッシュマスターという小銃が開発されたこともあります。実際、アメリカ軍では戦闘機、戦闘ヘリのパイロットは拳銃を携行して訓練を行っています。当然、本国での訓練がそうであるように日本国内でも私たちの頭の上をM9pistolを持った米兵が日本の航空法に縛られず縦横無尽に低く飛んでいます。では、自衛隊のパイロットも銃を持つのでしょうか。

陸上自衛隊に関していえば、携行して訓練飛行する場合がありますが、航空自衛隊の戦闘機や各種パイロットは訓練やスクランブルでも携行しません

ただし、海外においては携行すると考えたほうが自然でしょう。

参考文献 プロが教える飛行機のメカニズム ナツメ社

SOL(ソル) ポケットサバイバルパック 12071

SOL(ソル) ポケットサバイバルパック 12071
B000FVRG9C | SOL(ソル) | 2012-04-05

 


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